2018年1月29日月曜日

初心者なのにツーファイブについて語ると止まらない

先日の投稿でコードについて書いた時。手書きの楽譜をアップするのも大変だし(撮影してPCに取り込んでレタッチしてアップロードして)、綺麗じゃないし、しょうがないから1735とか1357とか最低限の情報で表現してみたんだけど、読み直してみると我ながら不親切極まりないね。音楽についてのページなんだから、綺麗な楽譜を乗せたいじゃないか。

というわけで、Webで調べて評判の良かったMuseScoreをダウンロードしてみた。

https://musescore.org/ja
試しに触って見たらこれが楽しくてね。

とにかく出来上がりが綺麗。手書きとは段違いだ。それに結構書きやすい。ちょっとした癖はあるようだ。でも、それに慣れてしまえば、ひょっとしたら手書きよりも速いかもという期待も持てる。使い込んでみようと思えるソフトだ。

実は、ツーファイブネタはもう少し寝かして熟成させたかったんだけど、MuseScoreを触りたいがためにやや前のめり気味で書くことにした。時期尚早かもしれない。ちゃんと記事として成立して欲しいと願う(笑)

では本題。

ツーファイブは、セッションに参加して早々に耳にした単語だった。初めて聞いた言葉で、その場ではふむふむと知った顔しておいて、家に帰って早速Googleで調べた。

どうやらダイアトニックコードの2度、5度からの1度というコード進行をツーファイブというらしい。例えばCメジャーでは以下の流れになる。


実際に弾いてみるとお分かりになると思うが、上をそのまま弾いたところで「お。おう」という感じである。それほど気持ちいい流れとは思えないんだな。

なので音を按配させてみる。うん。少しいい感じになってくるね。洒落た大人の「起立!礼!着席!」だ。



どうしてツーファイブが気持ちいいか、というと二つある。(と言われている)

一つは単音のツーファイブ。最初のレはともかく、ソからドへの流れは確かに落ち着く気がしないでもない。
あとはこれ。5度のG7に隠れているファシからC△7のミドへの解決。
あるいは
よくぞ解決してくれました!と言いたいくらいの落ち着き具合。相当な天邪鬼な性格の人でも否定するのは難しいね。

そしてツーファイブスタンダードの定番、名曲中の名曲、枯葉のコード進行だ。

どうだ。ツーファイブのパワーが分かるだろ?分からないとは言わせないぜ!って感じで枯葉はJazz学習の入り口になるわけ。

最初がB♭に向かった綺麗なツーファイブ。
(Dm7、G7、C7を、全音下げると綺麗にCm7、F7、B♭7になる)
(すみません9thは無視して下さい。ごめんなさい)

間にE♭が入って、今度はGマイナーへのマイナーツーファイブ
(Gのメロディックマイナースケールからみたら、Aが2度、Dが5度、Gが1度になる)。

何と言っても、全て4度進行なのが凄いよね(E♭からAは全4度なのがまた憎い!)。

どや、ツーファイブの威力!思い知ったか!となるんだけど、初心者からしたら「それがどうかしましたか?」ってなもんでね。

頭では分かるんだけど、すんなり血肉化できないもどかしさ。それがストレスで。枯葉のコード進行覚えるの大変だったなあ。

まだまだツーファイブを体得したとは言えない僕だけど、ようやく今になってツーファイブを身体に染み込ませるのがJazz上達の早道だよな、という気がしている。

と書いたところで、もう寝る時間になってしまった。

ツーファイブについての投稿が一回で終わるわけがないから仕方ないね。では、続きはまた次回。

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