2018年12月9日日曜日
2 5 フレーズのパワー
よく分からないヘンテコなこだわりで「普通のやり方」を避けて、わざわざ遠回りな自己流のやり方を進めちゃう人間がいるじゃないですか。
はい。私です。
ジャズの学習も絶賛自己流です。(いや、先生のアドバイスはちゃんと聞いてますよ。練習に組み入れたりもするし)
私のこだわり。
「ストックフレーズ」という発想が気に入らない。
ストックフレーズもなしにアドリブに立ち向かうなんてのは至難の技です。その場でメロディを作り出して見事に歌い上げるなんて、それこそ一部の天才に許された曲芸である。バッハ、モーツァルト、ベートーベン、ショパン、パーカー、キースとかね。ましてや2年前にジャズを始めた素人が、その場でアドリブしようなんて無茶だよ。
分かってますよ。でもストックフレーズの練習するのがバカバカしいんですわ。事前にアドリブ仕込むとかやってられない。こんなん、ジャズちゃうやんけ、と。
だからコード中心の練習をやって来て、最近はスケールの練習も始め、それはそれで正しいかな、と思ってはいるものの、この練習で対応できるのって転調が少なかったり251中心で構成されてたり、初歩的な曲まで。転調が激しかったりイレギュラーだとダメです。モーメント・ノーティスとか、ジャイアント・ステップスとかね。
アベイラブルスケールを見て、そこからメロディを作ろうと思ったら次の小節に行ってるし、あわわわと思ったら別の転調に行っててもうロストですよ。
こういう速い展開の曲は、やっぱり25フレーズに頼らないとどうしようもないよな、という実感を、今更ながら感じています。
例えばDm-G7で、レミファソラファミレとかね。25がポンポンと出てくるところで、調に合わせてレミファソラファミレとやるだけど、少なくともロストの危険はなくなるし、アドリブに付いて行ってるように見えますし。というか、このストックがないとアドリブが、いやーもうきついっす。
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