2018年6月5日火曜日

「そこまでやるか」タイプと「ニョロニョロまったり」タイプ


前回はアドリブには4種類あって(と僕は解釈していて)、どういうジャズプレイヤーがどういうタイプかを適当に分類してみたけど、それで全てが分類できるはずもない。適当な分類方法を考えるのも楽しいものだ。

ということで次のカテゴリー。

「やりたかったことはよく分かるんだけど、なんとまあ、そこまでやってしまったのね」

代表的なのはバド・パウェルとオスカー・ピーターソンだ。

完成イメージが明確で、全力でそこに邁進し、スタイルを完成させてしまった人である。小曽根真もこのカテゴリーに入れたいかな。共通するのは超絶技巧。ゴールが明確だから、技術的な表現をどストレートに追求できるのである。個々のアドリブがどうとかのレベルでは語れない。また、外れアルバムが少ないのも特徴だ(バドは体調によって違うらしいけど)

それからこのタイプ。

「なんだかニョロニョロとまったりソロやってますなあ」

これは我がブラッド・メルドーと、ハービー・ハンコックである。



ハービー・ハンコックはエレクトリックでファンクでロックなイメージだが、ソロは意外とニョロニョロまったりで心地いいのだ。

僕が好きなのはもちろん「ニョロニョロまったり」タイプで、こういうのを聴きながら午後に昼寝をするのはなかなか心地よく、また疲労も取れるのである。

おしまい。

0 件のコメント:

コメントを投稿

買ったもの1