2018年9月23日日曜日

スケール考察再び 〜 N君の場合


昨日のセッションに参加していた大谷君もといN君が相変わらず上手い。Nakano-Yuki-Music-Lab. の前身?Somethin' で知り合った当初から上手かった。今でもレベルアップしている。

以前に「君、上手いよね。どんな練習してるの?」と聞いたら、主にスケール練習だという。昨日「やっぱ基本はスケール練習?」と聞いてみたら、そうだ、と言う。でも、初見でスケールがどこまで分かるんだ?

「コード見たら初見でもスケールが分かるわけ?例えば Dm7 G7と並んでたら、Cメジャースケールって判断するの?移調のところとかも?」

「そこまでは分からないっすね。コード見て単純にそれに対応するスケール弾いてます」

「なるほど」


うーむ。スゲーな。と思います。

確かにざっくりコードとスケールを対応させる考え方はあるわけですよ。

メジャー7th 出たらアイオニアン。
マイナー7th 出たらドリアン。
ドミナント7th 出たらミクソリディアン。

微妙にダメなこともありますけど。例えば、

マイナー7thでも、3度だったらフリジアンだし、6度だったらエオリアン。
メジャー7thでも、4度だったらリディアン。

でもまあ、ざっくり対応理論でも概ね問題ありませんな。多少アウトな音が入ったところで、逆に味になったりもしますね。


だったら、わざわざアナライズしなくても、コード見てざっくり対応スケール弾くのが分かりやすくていいじゃん?

というわけにもいかないところが辛いところ。

この考え方は、相当な速さで指が動かないと現場で破綻します。テンポ200弱で2拍分のスケールが分かってもねえ。指が回らないとしょうがない。

だから「この2小節は3625だな。よし、 全部Ebメジャースケールで押し通せる!」という事前のアナライズがあった方が、随分余裕を持ってアドリブできるわけです。

まあ、コードから直接適合スケールを引っ張り出すのが楽には違いないっすけどね。

あとは、やっぱり事前の仕込みってあればあるほど楽だよなあ・・・という事実に、今更ながら気がついたりもして。先は長いぞ。

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