2018年9月24日月曜日

マウスピースとリガチャー買った


チャーリー・パーカーはヤクを買うために自分のサックスを質に入れてしまって、吹く楽器が無くなったもんだから友人からサックスを借りて、そのサックスも質に入れちまってヤクを買ったという逸話があります。いやあ、ジャンキー・パーカーの気持ちのいい程のクズっぷりですね。サックスが手元になくなって何を吹いたかといえば、誰かから借りたプラスチックの(おもちゃの?)サックス。これを使って見事なアドリブをしたそうな。

レスター・ヤングにもその手の逸話があった?と思って調べてみましたが見つからず。

結局「道具じゃないよ。センスと腕だよ」ということでしょう。

一時期カメラを趣味にしてたことがありました。全く同じ。高額のライカを使えば確かにそれなりに雰囲気のある写真が撮れます。でも、センスのいい人はそれこそ”写ルンです”でハッとするような写真を撮ります。

とはいえ、楽器買うときに妥協し過ぎると後悔します。「道具じゃないぜ。でも、予算のギリギリまで追い込むぜ」というバランスが必要ですね。無理しない範囲でできるだけ高い楽器を買うことでしょうか。一番安い楽器だって、プロが演奏すればかなり綺麗な音が出ます。ずるいよなあ。・・・じゃなくて、やはり腕があれば楽器のポテンシャルをギリギリまで引き出せる。

長くなってきたので画像で一息。


僕の買ったテナーサックスはYTS-480。ヤマハテナーの下の中とか下の上くらいの位置です。この1ランク上がYTS-62で「480買うなら、もう少し頑張って62買っとけ」と煽られる微妙なライン(多分)。僕はなんとか耐えました。上を見たらキリがないからね。

実際、Youtubeとか見ても、やっぱりプロの人はヤマハテナーのエントリーモデルで結構いい音を出されます。でも、見てるとマウスピースが違うんだな。付属のマウスピースは使ってない。

調べてみると「付属のマウスピースは音出しのコツが分かったら買い替えた方がいいよ」というのが定説?っぽいですね。サックスを購入したところの店員さんも「マウスピースはもちろん、リガチャーとかアクセサリちょっと変えるだけでも音は全然違いますよ」と言ってました。


というわけで買ってみました。2つで2万ちょい。

「予算2万くらい。ジャズで、どちらかと言うと柔らかい音が好きです」と店員さんに伝えて出して頂いた三つを吹き比べ。念のためヤマハの付属のマウスピースも吹いてみました。

分かったこと。付属マウスピースはとにかく音が出やすくなってるんですね。安定して音が出る。でも、大人しい。地味。単調な感じ。こりゃ確かに慣れたら買い替えた方がいいかもね。

金属のマウスピースはやっぱり派手な音でカッコイイ。でも安定しない。キーキー鳴ってしまう。ちょっと今の僕では使いこなせなそう。それに、レスター・ヤングとかスタン・ゲッツが好きな僕としては、あまり金属にこだわる必要もなさそう。

ということでラバーのビンテージスタイルのを選んでみました。

これでしばらくは楽器に投資するもの一段落かな。頑張って練習します。

0 件のコメント:

コメントを投稿

買ったもの1