2018年5月30日水曜日

また楽譜買っちゃったよ


もう一生かかっても弾ききれない楽譜が家にある。

なのに、なんで買ってしまうかなあ。

楽譜を買っただけでは上達しない

ことはとうに悟ったはずなのに。


ということでモンク。

何気に立ち読みして、音符を眺めているうちに、これはもう買うしか!という気分になった。なにせ、あのけったいなメロディ、あの特徴的なVoicingが譜面に落ちて手元にある。ああ!弾いてみたい!ってなっちゃったわけさ。

2,200円。ジャズの楽譜としては安い部類であることも背中を押してくれた。

しまったなあ。また買っちゃったよ。とか思いながら家に帰って弾いてみる。

やっぱり楽しい。

弾いてみて分かったのは、モンクの曲は実は整然としている、ということ。

意外とドビュッシーが近い。乱暴な比喩じゃなくて。

ホールトーン・スケールにしても、不協和音にしても、使い所は吟味されている。超速早弾きで埋めているところも適合スケールや適合コードに近い気がする。少なくとも「アウト」な音を弾き飛ばしてる感じではない。

アウトなあたりを、強引にコードトーンや適合スケールに落としてるわけじゃないんだ。こういう風に弾けたらいいなあ、と思う。楽譜をちゃんとアナライズしてみようかな。

2018年5月28日月曜日

映画「インターステラー」、練習改善検討


せっかくの日曜日も、相変わらずの5月病。

どうせ午後もぐったりすることになる。と見越してiTunesで映画をレンタルしてみた。オンラインで映画をダウンロードして視聴するのは初めての経験。楽しみだ。

借りたのは「インターステラー」。SF映画が好き。

せっかくだからMacの小さなディスプレイじゃなくてテレビに写そうと思って、午前中に新宿ヤマダ電機に行ってアダプタとケーブルを買ってきた。
ちょいと前のMacだったら、ミニディスプレイ出力インターフェースがあってHDMIにケーブル一本でつながったのが、2017年モデルだとUSB-Cタイプから変換アダプタ経由でつなげなければならず、このアダプタが7,400円(税抜き)もなされるのである。事前サーベイで結構迷ったものの仕方ないなあ。という感じで購入。ケーブルは1,000円ほどで想定内。合計で9,000円くらい。ちょっと高いよな。

帰宅してつなげてみたら納得。まあ1万払った甲斐があったかな。と。カーテンを閉めて一人で映画鑑賞はなかなか幸せだ。



映画は大変インスパイアリングだった。五月病の休日をすごく有益に過ごせた。

おやつに餡蜜を買ってあって、映画を見ながら食べようと思っていたのを、すっかり忘れてた。それほどこの映画に引き込まれたのだ。

ムーン。などと映画の余韻に浸りながら夕食を作って家族と食べた。


映画のせいかどうか、本日は会社で「いい練習法思いついたぞ!」というひらめきがあった。

1、3、5、7のコードトーンを、アドリブの開始/終了の基地にする方針でこれまで練習してきた。残念ながら先日のセッション練習で「この練習はダメな気がするな」という感触があった。

うーん。だったらどうやって練習したらいいんだ、と迷っていた、その解答が降ってきたのだ。

アドリブの基地を指に覚えこませる、という方向性は正しい気がする。
しかるに、1357の形で右手を配置してしまうと、発展性がないのだ。袋小路なのだ。

だったら、5本指でスケール上に配置してしまえばいいんじゃないか。
じゃあ、どう配置するか。7、9、3、5はどうか。残りは11か13を適当に按配する。

ということで251を組んでみたら、何のことは無い、ただのルート抜き251が出来上がっただけで、あれ?全然画期的じゃないな?と困っているところなのである。もう眠いからおしまい。

2018年5月26日土曜日

5月病


酒の量を減らした今年は五月病の病状が軽い。2、3割減くらいかな。

五月病で心身共にダルイ。
飲まなきゃやってられん。
深酒するから睡眠の質が悪い。
酒の疲労を持ち越してなおダルイ翌日。
飲まなきゃやってられん。

という悪循環で、最終的には会社を休んだりもした。以前から問題視していたのが、ようやく断ち切れたわけ。まずは目出度いことである。

Jazzピアノの方も5月に入って低調でこれは仕方がない。客観的には多分何も変わってないんだけど(多分)、5月病以前は「よし。左手が少し動くようになった。少しずつ上手くなってるぞ!」という自己暗示ができたのが、5月病モードでは「オレ、まだこのレベルか・・・(ガックシ)こんなこともできないのか・・・(ガッカシ)」となる。

こういう時は何も考えずにできる練習をひたすらやる。

・左手ルート抜きの251を半音上行下降、全音上行下降、短三度上行下降、長三度上行下降、四度上行下降。これを2パターン。
・両手251を半音上行下降、全音上行下降、短三度上行下降、長三度上行下降、四度上行下降。これを2パターン。
・両手で#2#5251半音下降。2パターン。
・右手、左手の訓練にバッハとショパン。

これに課題曲のアドリブ練習を追加する必要があるけれど、集中力が持続しないというね。大丈夫か。6月の課題曲は「Summertime」「Someday My Prince Will Come」。

今日も微妙に練習に力が入らず、BSで流れていたデ・ニーロの映画を見てしまった。

デ・ニーロは昔は大変なスターだったのが、今は微妙な位置づけだなあ。と感心。

っていうか、休日の午後に家で映画見るってのもいいな。
ということでiTunesでレンタルしてみた。実際に見るのは明日の予定。

ちゃんと練習してから見ようっと。お茶とお菓子も準備して。

2018年5月20日日曜日

5/19 さらにセッション振り返り


青空あくまで青く新緑見事に映えた五月晴れの日を写真に収められたら嬉しいんだけど、実際はコントラストが強すぎてどうしようもない。空の青さを出そうとすると緑は真っ黒になるし、緑の鮮やかさを出そうとすると空は真っ白になるというね。

さてさて、そんなことよりセッション振り返り。

セッションに参加して人前で弾いたり、人の演奏を聴いたりするのはメチャクチャ Inspiringな体験であって、これをやるとやらないとでは上達の速度が全然違う。もうピアノ弾きよ。楽譜を捨てよ。街に出よう。なんてことを全力で主張したいくらいだ。

まず、他の人の技量に圧倒されるよね。ああ。オレはまだまだだ。などと打ちのめされるのはとても大事な経験で、それをバネにして練習するわけ。一時的に心が完全に折れて、ピアノ見たくなることもあるけれど(笑)

技量の次はアドリブ。自分よりも上手い他の人の演奏を聴きながら、これはスケールベースだろうか。あるいはコードトーンだろうか。ここはストックフレーズだろうか。今のフレーズはかっこいいな。どういう練習したらこうやって弾けるようになるのか。とか考える。「どういう練習してます?」とか聞いてみることもできる。

昨日のセッションを受けて反省したのは「今はコードトーン中心にアドリブ組もうとして練習してるけど、あまりうまく行ってないな」ということ。

やはりスケールなのか。スケール練習の本質はなんだろう。単純に上がって下がる練習だと飽きちゃうからな。テンションベースで考えたら楽しいだろうか。b9, #9, #11, b13, b7 とか。と今も考え中。

二日酔いとアドリブで煮詰まった気分転換に、Jazz喫茶に行ったら、チック・コリアに耳が止まった。


うーん、こういうアドリブはアリだよな。(いや、大物Jazzミュージシャンだぜ?)

数学的なアドリブという印象。綺麗にアナライズできる気がする。ここは代理コード使って、オルタードスケールで、とかそういうやつ。一つの到達点だよな。こうありたいものだ。

僕が「こうありたいもの」のもう一つはモンク。


「こんな風に弾けたら絶対楽しいぜ!」って思う。

半音階不協和音ガンガンぶつけて、ホールトーンスケールでかっ飛ばす。

突拍子も無いアドリブを、歌いながら弾いてるのもまた楽しそうだ。

さしあたりは地道に、スケールだのコードトーンだの指に刷り込んでいくしかないだろうな。楽してモンク風やチック風のアドリブが身につく練習法はないものかな。(ありません)


5/19 セッション振り返り



セッション後の打ち上げで軽い二日酔いだった日曜。酒が弱くなったなあ。という感慨を持つお年頃になってしまった。

飲み会でベースのAさんから「セッションの恥は掻き捨て」?的な名言を頂いたような記憶。気合いでセッションデビューしようかしらん。

全般独り言)もう少しスケールを仕込んでいきたい。

There will never be another you

 独り言)1番目担当だとテンポ走りがちなので注意しよう。

バッキングは適切な音価で弾く。「三連符の1、2をタイで結ぶ」=「3拍目で止める」イメージで。アドリブもね。

コードのテンション(カッコ内の9, 11, 13)は曲の特徴なので強調してよい。

エンディングの例。E△7からのEb△7でキチッと締まる。

緩いテンポと早いテンポで練習しよう。

遅いときの表現を工夫。8分のとり方。ねちっこく、とか。三連符の最後にアクセント、とか。

朝日のように爽やかに

遅いスイングは頭拍をきっちり出すことでスイング感が出る。

EbメジャーとCマイナーの区別を出す。それっぽいアウフタクトで入るのが有効。出来たらかっこいいなあ。

速いソフトリー。完全四度重ねてバッキングもアリ。完全四度の重ねは、Cドリアンからはみ出ないのがまずはお手軽。

モードはLarry Youngを参考に。(前回レッスンメモにYoutubeリンク)

I'll close my eyes

速い時のバッキングは二裏四裏で軽目にアンティシペートして、ポイントでかますとか。ガーランド的な。


といいつつ、朝日とI‘ll closeは一旦終了で、来月はSummer TimeとSomeday My Prince Will Come。練習しよう。

2018年5月18日金曜日

禁断のルートレス・ヴォイシング


ルートレス・ヴォイシング。

「ルート?ベースさん、頼むわ」という発想である。

ということはCの 251がこうなる。

(ラをソに変えて、C△7(9) とするのもある)

「はあ、そうですか」

素直な性格の人なら、すんなり受け入れるだろう。

「かまわんよ」

おおらかな人なら、気にしないだろう。

素直でもおおらかでもない自分は引っかかってしょうがない。

「Dm7(9)とか言ってますが、F△7ですよね?」

「G7(9)(13)って、ルートと5thがないと、テンションばかりじゃないですか!調性ないじゃないですか!」

「C△7(9)(13)とか、もはやEm7じゃないですか!」

「ってことは、F△7 > むにゃむにゃ > Em7 じゃないですか!これをCの251と言っていいんでしょうか!!」

引っかかっててもしょうがないので練習する。

すると、実際に鍵盤を叩く担当の指の方では特に違和感ないらしくて、やればやるほど慣れていくのが面白い。当たり前か。

しかしまあ、ルート抜きになっちゃうと、ほんと調性破壊の数歩手前だと思う。これって要するにアレだ(テキストを確認する)ポリコード的な?ポリコードというのは、C7のコードにDmのコードまんま乗っけちゃえとか、そういうやつ。

ここまで来ればもう4度重ねヴォイシングも近い。

とうとう自分も、ルートレス・ヴォイシングの練習に入ったか。と少し感慨深いのだ。先は長いぞ。

2018年5月16日水曜日

ジャズ評論家もつらいよ(多分)


「ビル・エヴァンスのピアノはリリシズム(叙情的)だ」なんて評論を書く人がいたら、その人はビル・エヴァンスをまともに聴いたことのない人であります。氷を鋭利な刃物で削っていくようなビル・エヴァンスのアドリブの、どこが叙情的か。My Foolish HeartとWaltz For Debbyしか聴いたことないんじゃないの?

テンションが強いコンピング(「4度重ね」「クラスタ」「ルートレス」)と、放り出すようなアブストラクトなアドリブフレーズからは、リリシズムなぞほとんど感じない。むしろ調性を破壊する一歩手前まで進んだ前衛的サウンドだよね。時代を画すイノベーターであって、キース、ハービー、マッコイ、チック諸々に多大な影響を与えた偉大なピアニストだ。下手ながらもジャズピアノやってるとビル・エヴァンスの凄さが具体的に分かるってこと。(ドヤァ

とか自慢してるわけじゃなくて、ジャズ評論家の人も大変だなあ、ということを思うわけです。

最近いわゆる「名盤」(括弧付き)を集中的に聴いてるけれど、ピンとくるものは本当に少ない。聴いて三十秒もすると別のこと考えてたりしてね。「いいなあ」と思えるのは10枚に一枚あるかどうかじゃないかな。

ジャズ評論家の人も、多分「うーん、聴いてもあんまりピンと来ないなあ」なんて思いながら頑張って評論書いてるんでしょう。文句言っちゃいけない。

中学生の頃は、小遣いを貯めてジャズのレコードを買って聴いてた。今は図書館からCDを借りてMP3に落としたり、Spotifyで検索して聴いたりしてる。本当に楽だし、効率的にどんどん聴けてしまう。その辺りの便利さの違いが(加齢は別として)感激の大小に影響してるのかな、とか思ったりもしたけれど、そこはもう考えても仕方ないよね。

あの黒くて高価で(安くはない)ずっしりした円盤を所有する喜びは、確かに音楽を聴く楽しみの一部だったよな。とか思い出しながら、Macのスピーカから流れるMP3を聴くのも、それはそれで乙なものかもしれないね。ターンテーブルに円盤を乗せて、針を落としたつもりで聞いてみようか。

2018年5月15日火曜日

指の訓練


ピアノを弾いていると、薬指と小指に情けない思いをする。

思った通りに動いてくれないからね。

単純に筋力が足りないというのもあるだろう。一時期ハンドグリップで小指と薬指に負荷を掛けてみたことがある。結論。やめた方がいい。筋肉の種類が違うのかな。ただ痛むだけな気がして、むしろ有害かもしれない。

どうしたらいいか。今やってるのがバッハの平均律プレリュード5番。


うーん。軽快で美しい。プロが弾くと。

基礎のできてないアマチュアピアニストにとっては鬼の曲です。短い曲なのに前半でもう指がへこたれてくる。

というわけで、Jazzの練習に飽きたら、ゆっくりこちらを弾く。

左手はどうするか。右手よりもなお動いてくれない。

意外とイケるのが、ショパンの革命である。


いやいや、無理でしょ。ショパンのエチュードったら難曲中の難曲じゃん。

ところがイケるんですよ。これが。

BPM 60くらいで、最初の2、3小節ならね。(それで「イケる」と言えるのか)

音の数も多いようで、実はパターンが少ない。カッコイイ曲だしモチベーションも高いぞ。

そういうマイエチュードがあると、飽きずに練習ができて楽しいという話。

おしまい。

2018年5月12日土曜日

イマイチな「名盤」より推しの駄作


図書館に何冊かある「ジャズ名盤ガイド」を時々借りる。前に借りた本をもう一度読み直すのも面白い。前は気にならなかったミュージシャンが突然気になったり、その逆もある。暇な休日、寝転んでジャズを聴きながら「ジャズ名盤ガイド」を眺めてウトウトすると、体も心も休まるようだ。

「ジャズ名盤ガイド」を読んで、いわゆる「名盤」を聴いてみる。ジャズ評論家の重鎮の方々が「ドヤア」「ドヤア」と繰り出してくる名盤だけれど、やっぱりピンと来ないものは多くて、その理由は時代の違いもあるだろうし、好みの違いもあるだろう。僕の耳がまだ育ってない可能性もあって、それはそれで何年後かに聞き返すのが少し楽しみだったりもする。

そこでタイトルの話。

あんまり「名盤」って当てにならないなあ、という結論に近づいている。

まず、自分が気にいるかどうか。そこが大事。当たり前だよね。

で、自分が気にいる音楽と出会うためには「名盤」を漁るよりも、まずは自分が気に入ったミュージシャンの作品を追ってみるのが良さげ。これも当たり前か。

僕が好む音楽の傾向は二種類あるようで、一つが「陶酔系」で、もう一つが「インスパイア系」。

前者の代表がキースとブラッド・メルドー。後者がビル・エバンスかな。で、いわゆる「名盤」はなかなかそのゾーンに入って来ないんだよね(笑)。意外とエリントンが前者だったり、今更ながらチャーリー・パーカーが後者に入って地位を得たりして面白い。勝手に分類しながら聴いてみるのも楽しいのだ。

そうそう。思うところあってバド・パウエルを一旦WALKMANから全て削除した。僕なりの結論が出たのだ。Macには残してあるから、また聴くことはあるだろう。次に聞き返すのはいつで、その時にはどう思うかな。

2018年5月11日金曜日

お酒のこと


BGMはハービー&ジャコで。
ジャズから脱線してお酒の話。


10年以上毎日、日本酒換算で4合を飲んできた。休肝日など作れなかった。

記憶が飛ぶことはあまりなくて、酒が原因で仕事に失敗したこともなし、酒で事件を起こしたり怪我をしたことも滅多にない(少しあるんかい!)。とはいえ、自分でも「半分アル中だよな。年を取ってもこのペースで飲んでると間違いなく体にガタがくるな」という意識はあった。

3ヶ月ほど前、ふと思い立って酒を飲まない日を作ってみた。

そのまま、家飲みを辞めて今に至っている。

1、2週に1回ほどのペースで付き合い飲みをする程度だ。(付き合い飲みでは結構飲んじゃうけど)

何で家飲みを辞められたかというと、その理由は以下の2点に絞られるんじゃないかと思っている。

1. アルコールの禁断症状は大したことない。(タバコと比べて軽い。経験上)
2. ジャズピアノの練習をするため

この「2.」が大きいんだよね。酒を止めたら、夕方〜寝るまでの時間がぽっかりと空いてしまう。暇で何をしていいか分からなくなって「もう飲むしかない」「飲まなきゃやってられない」ってなっちゃう。

ピアノの練習してれば充実した時間を過ごせるし、ジャムセッションにも少し自信を持って参加できる。Jazzピアノ様サマなのだ。一石二鳥感パネェ。

それから、酒を3ヶ月ほど劇的に減らしてみて分かったことがある。

酒に頼らなくても、人間それなりにうさを晴らすことができる。ワクワクすることもできるのだ。

酒に頼るとその辺安直に解決できてしまうから「酒に頼らずにうさを晴らす方法」や「ワクワクする方法」を、忘れてしまうのだ。

酒を減らしてみると、最初は「酒のない生活はつまらないな」と思っていたのに、最近は「酒のない生活の方が、酒に依存していた生活よりも楽しいぞ」という気がしている。ささやかなことが楽しく感じられる。例えば新しい練習メニューを試すこと。朝のコーヒー。三時のおやつ。酒に頼らずに眠ること。どれも素敵だ。鬱な気分になることも減ってきた。

毎日酔っ払って眠る生活から脱出してみたら、メリットしかないんじゃないの?と驚いているところだ。

2018年5月10日木曜日

好き嫌い

(夜の公園)
チック・コリアはメンバーを完全に掌握してるからエライ。キース・ジャレットはメンバーを野放しにするからイカン。
などというジャズ評論家がいて「随分乱暴なことをいう人だね。誰だよ(苦笑)」と思うだろうが、恐れ多くもJazz評論のパイオニアの油井正一である。控えおろう控えおろう。

だから何だよ。って話だけどね。僕はまさに同じ理由でチックよりもキースを好むのである。だから、
キース・ジャレットはメンバーを野放しにするところがスリリングで面白い。チック・コリアはメンバーを完全に掌握してるからイカン。
となる。こればっかりは好き嫌いの話で、どうにも仕方がない。

確かスイングジャーナル編集長の岩浪洋三氏も、
僕はどうもゲイリー・バートンが好きになれない。
と書いていたと思う。人間だもの。僕もゲイリーは好んでは聴かないな。

キース・ジャレット以外で好きなのはブラッド・メルドーで、最初は「ん?美しいな。面白いな」と程度に思っていたのが、最近は完全に別格になってきた。アルバムを集めてもいいかな。

あとはエディ・ヒギンズ。酸いも甘いも嚙み分けた大人のジャズだね。テクニックも芸術性も一流とは言えないけれど、聴いていてとても心地いい。僕はスムース・ジャズは好まない。にもかかわらず、そのお手本のようなエディのピアノはかなり好きだ。我ながら不思議だ。


繰り返し聴いてるバド・パウェルは相変わらずピンと来ない。これはもう時代が違うんじゃないかな、という気がしてきた。繰り返し聴いて飽きないのにピンと来ないのは、なんだかもどかしい。まだ結論を出すのは早いのかもしれないな。

2018年5月6日日曜日

連休最後の日の練習


連休最後の日にセッション振り返り (5/5) をさらに振り返るわけですよ。

Drop2によるブロックコード練習方法を参考に、Cメジャー、Aマイナー、Bbメジャー、Gマイナー、Ebメジャー、Cマイナー を作成してみた。


MuseScore はめちゃくちゃ便利。移調ができるからね。フレーズを一つ打ち込めばあとはコピペして選択して移調するだけ。紙に書いてたらストレスで発狂すること間違いなし。

で、この6thコードとディミニッシュコードで交互にスケール作って、drop 2にする練習。

楽譜作って、さあやってみよう。
「・・・あ、すみません。出直します」。一瞬で諦めた。

これ出来たらカッコいいのは間違いない。でも、むしろ決め打ちストックフレーズだな。このスケール練習をいくら頑張っても僕の力量ではこれを使ったアドリブは組めないと確信。

で、次。

「イントロちゃんとやろう」運動。


これもMuseScoreで紙に落とした。まずは一つのパターンをちゃんと覚えてから、アレンジしよう。

そんな感じであっという間に午前が終わって、買い物行ったり練習したりしてたら、何となく貴重な休日が終わってしまったよ。

おしまい。

2018年5月5日土曜日

セッション振り返り (5/5)


本日のセッションメモ。

There will never be another you

ピアノソロでは左手をアクセントにぶつけられるとよい。
ブロックとスケールの対比があると変化があってよい。コードトーンで下がるとか、オルタードで上がるとか。(補足:二周目はブロックコードでガツガツ叩くとか)
バッキング弱い。拍裏に食い気味で入るのをやってみる(私へのアドバイス)。
リタルダンドでは終われない曲なのでエンディングストックしておくと良い。
6thコードとディミニッシュコードをドロップ2で、メロディ弾く練習がある。ピアノ弾く人は頑張ってみよう。
後記)これだ → Drop2によるブロックコード練習方法

独り言)一曲目のAnother youはイントロ含めちゃんと練習しよう。緊張してなくても指が動かない!

Just friends

最後逆順のところ。5-3のつながりにくさに注意してつなぐ(補足:フロントの話だな)
スティーブ・グロスマン、マルサリスとか「頑張らない逆順」も参考に。

I'll close my eyes

バッキング、刻むだけでなくポイントで伸ばそう。曲のイメージに合わせて右手を工夫すること。(私へのアドバイス)
エンディングは音価を短くするとタイミングが分かりやすい。(フロントの話)
逆順のバッキング、合いの手は様子をみながら。機械的に刻まないこと。
セブンスコードにb13を乗せると解決への流れができる。(エンディング?逆順進行の話?忘れたな)

Softly as in a morning sunrise

バッキングについて。サビ以外はミニマルに。サビで延ばす。派手に。
アドリブをCのドリアンだけで取るのもアリ。特に速い時は。最近はそういうのが多い。モーダルな感じ。ラリーヤングのアルバム「ユニティ」が参考になる。
逆に遅いテンポはブルースが映える。
Cmでメロディは「インビテーション」が参考になる。(黒本にもある)
Cのドリアン4度重ねでイントロとかも面白い。ソドファ、ラレソ。
Softlyは簡単といえば簡単だけど、単に流すとだらけてつまらない。Cドリアンでモーダルに行くとか、ブルースバリバリで行くとか、メリハリを利かせる。イントロも色々やってみること。


2018年5月3日木曜日

セッション練習 (5/3)


本日もセッション仲間と勝手練習セッション。

枯葉、Fブルーズ(Bag's Groove)はやっぱり楽しくて奥が深いなあ。
Fly me to the moon。ツボが分からない。メジャーブルーズスケール、同マイナースケール、いずれも何となくしっくりこない(押し通すのもありかな)。
Cアイオニアンで勝負するのが良さそうだけど、アドリブ・ネタがあっという間に尽きてしまうというね。何も考えずにCアイオニアンでゆる〜く演奏するのがいいのかも?

宿題はBilly‘s Bounce。それから枯葉のエンディングの検討。

練習の話。

ii - V だけではなく F Bluesのコード進行も練習しようと思う。全て 7thで、1 - 4 - 1 - 6 - 2 - 5 は何も考えずに両手が動かせるようになりたい。


スケールの覚え方共有。(一応自作)

C:ただのメジャースケールをカッコつけて言おう アイオニアン
D:Dから始まる Dドリアン
E:Eから始まる Fフリジアン
F:単発4度#は使いどころが分からない リディアン
G:7度を下げるはジャズの基本だ ミクソリディアン
A:Aから始まる Aエオリアン
B:7から始まる 6ロクリアン (完全に語呂合わせ)

最近はエリントンが凄いなあと思って聴いている。マネージャングルはモダンでかっこいいし、昔のエリントン楽団のも心地よい。エリントンをバッハに例えた人がいる。言い得て妙と思った。


さて、もう少しだけ練習しよっかな。

買ったもの1