2018年2月28日水曜日

ピアノ上手くならない問題


えーと、まず写真について。

最近、家やビルのスキマを好んで撮影している。

自分が小学生で池袋や新宿でかくれんぼしてるとしたら(刺激的な妄想だな)、こういうところに隠れるだろうか。いや、こんな所に挟まってても、逃げ場もないし、丸見えだし、やっぱりダメか。そもそも池袋や新宿で隠れんぼしたらオニが気の毒だよね。誰も見つけられないよな。

スキマ。

スキマは誰のものなのだろう?法的には中立地帯なのかな。38度線といったら大げさだけど、どこの「隙間」にも、何だか妙な緊張感がある。写している僕も何だか疚しい気分がするから不思議だ。

さてさて、ピアノの話。

思わず唸ってしまう動画を見つけた。


こんなYoutube見せられると、まあ打ちのめされるというかな。いつになったらこう弾けるのかな?などと少し弱気になっちゃうね。

動画の先生は以下のコードパターンを駆使してミスティを弾いてる。

・トライアド(ドミソ、ドファラ) <<これはまあイケる。
・左4音クローズコード  <<今の僕のレベルだ。
・オープンポジション(右手を使う) <<何としてもこれをやりたいと足掻いてる所。
・9th、11th、13th駆使  <<ここに至る道が見えない。以下同様。
・ブロックスタイル
・rootレスポジション+アドリブ
・おまけで片手アレンジ

うーん、どうしたら次のステップに行けるのか。

具体的にはリード・シート(コードとメロディ)だけ見て、かっこいいソロが弾きたいんだけどね。でもまあ、頑張ろう。思わず弱気になってしまったけれど、刺激的な動画だ。是非、少しでもこの域に近づきたいと思う。

2018年2月27日火曜日

ブラックなボーカルにも憧れてしまうな


Grover Washington Jr.のヒット曲 Just The Two Of Us。僕のようつべ先生がその弾き語りをアップしていた。


うーむカッコいい。死ぬまでにこれを弾き語りできるようになりたい。うむ。頑張ろう。

本家はBill Withersという人で、僕は寡聞にしてこの曲しか知らなかった。


いい声だ。この声は言葉で表現しにくい。燻し銀のような声、というのは違うよな。ハスキーとは言えない。かといって艶っぽい、というのも違う。

何となく気になる声だ。Youtubeで検索して他の歌を聴いてみる。


Just The Two Of Usみたいに軽くない。スッゲー男臭い。

古いロードムービー(「イージー・ライダー」とかね)のBGMに超合いそうだ。(イージーライダーのテーマ曲は能天気なロックンロールだったな)

いわゆる「カッコいい」ってんじゃないよね。ハートから絞り出しているような歌。都会の生活の喜びも悲しみも染み込んだような声。美しい声とは言えないし、目を見張るようなボーカルテクニックがあるわけでもないけれど、すごく惹かれる。こんな風に歌えたらいいな、と思う。(憧れるのは自由なのだ)


2018年2月26日月曜日

あれ?3度も4度も取れないぞ?


先日からVocalの練習を始めてみたらこれが大変。

3度以上の音が取れないでやんの(笑)
あれ?オレこんなに音痴だったっけ?って感じですよ。

音痴が楽しい。それから、凄く勉強になってる気がする。

メロディーに歌詞が付くことで曲にストーリーができる。歌うためにはそのメロディ付きのストーリーを何度も繰り返して聴いたり歌ったりする必要がある。曲の流れを覚えるのには最適の方法じゃないかな。ピアノが無くてもできるのもありがたい。

参考のためにジャズ・ヴォーカルも聴き始めた。やっぱり、インスト曲とヴォーカル入りの曲って全くの別物だな、と思う。肉声って生々しいよね。昔はヴォーカルがダイレクトに心に響くのが鬱陶しくて避けていたんだけど、改めて聴いてみるとジャズ・ヴォーカルっていいものだ。

今割とよく聴いてるのがチェット・ベイカー。


親しいガールフレンドに少しだけ照れ臭い感じで話しかけているようなヴォーカル。夜のBGMには最高だ。これくらいだったら自分にも歌えるかな?とか夢想するのも楽しい(思うんだけなら自由なのだ)。


2018年2月25日日曜日

とうとう黒本無しの生活が終わりを告げた


買わずに済ませようと思ってたんだけどね。Webを調べればリードシートが出てくるから。

3,500円は安くはないから(立ち飲み1回分(笑))。というよりもう意地だったな。Webをみながら手で楽譜に写した方が勉強になるんじゃないかと思い込んで、3ヶ月くらいそれで頑張った。


それで普段はなんとかなるけれど、レッスンで黒本前提のジャズ理論講義が始まったりすると困ったことになる。黒本のコード進行がWebに転がってるリードシートと違ってることは結構多いんだ。現場に備え付けの本を借りたり、Jazz先輩に見せて貰ったり、タブレットで写メしたり、と足掻いてきた。

そしてとうとう本日。諦めて買った。リング留めのHANDY EDITIONだ。老化の始まった自分にとっては通常版の方が大きくて目に優しいのだけど、なあに老眼が進む前に全部覚えてしまえばいい。単純な話だ(笑)

実際に手に入れてみるとね、これが可愛い奴なんだ。紙が厚めで高級感があってね。そして納得のリング製本(なぜ世の楽譜はリング製本じゃないんだ?)。おっと、CDは要らないからもう少し安くして欲しいかな(笑)。高級感ゆえに汚せない(書き込みできない)のが玉に瑕だけど、これは当然のトレードオフだ。早速Oleoのページをコピーしてそっちにアナライズメモを書き入れた。

さてさて、話を変える。

先日のレッスンに触発されて、始めようと思ったこと。

それはVocalだ。

昨日のレッスンでVocalの話が出たわけじゃないんだけどね。不思議に何かが繋がったみたい。昨日の夜、酒をちびちびやりながら「よし、Vocalをやるぞ」って固い決意をした自分がいた。

といっても、マンションで大声を張り上げるわけにはいかないから、チェット・ベイカーを気取った鼻歌程度になるはずだ。「え?それだけの話?どこに固い決意がいるの?」って言われると僕も少し困ってしまうかな(笑)

Jazzの先輩には複数の楽器を駆使する人が多くて、やっぱり勉強になるんだろうなあって思ってたんだ。でも僕にはピアノ以外の楽器を触る時間なんか確保できないから(そんな時間があるならピアノ練習するべきだ。当然。)ダメだよなあ、と思っていたところ、そういえば Youtubeで Jazzを教えている先生方もはっとするほど鼻歌が上手かったりするよな。は!!そういえば!Yuki先生も「歌が大事だ」旨を仰ってたな(そうは問屋が卸さない)!今回、少しは進歩したけど、自分のアドリブに足りないものがある!それは歌心だ!ハートだ!

これがVocalが閃いた時の感覚だった。って今書きながら思い出したよ。うん。

というわけで久しぶりに声出してみる。音程が合わなくて戸惑うね。ピアノを弾きながら歌ってみる。風呂場で割と大きな声で歌ってみる(マンションのユニットバスは防音性能が高くて家の外には声は漏れない!)。意外と恥ずかしくはなくて、むしろ楽しい。このノリでアドリブすればいいんだな、って思える。よし。次のステージに向けて頑張ろう。

2018年2月24日土曜日

セッションレッスンは実に勉強になる


今日のセッションも実り多かった。うん。

まずは良かったことの確認だ。「良かった探し」。懐かしいな。

さて、課題曲の一つはThere Will Never Be Anoher Than You。


ちなみにこの方は僕の豪華な指導陣のお一人である。もちろん面識はない(笑)

コードをほぼほぼ覚えられたようだ。「ほぼほぼ」というのは、まだ微妙にロストするというか、左手がついてこないことがある。とにかくロストしないのが一番だから、まずは一歩である。覚えるのに2ヶ月近くかかったかな。


Have You Met Miss Jones。 これまた懐かしきジョージ・シアリング。雰囲気が一気に高級クラブになる。素敵だ。

「良かった探し」も「ジョージ・シアリング」も、年とともに後悔と慙愧の念がどんどん積もって行くなかで、珍しく心温まる記憶だ。

この曲もほぼコードを覚えた。1ヶ月かかったかな?another youの二倍の早さで覚えたのは、アナライズパワーだ。コツを覚えたようだ。小確進である。いや、結構な進歩かもしれないぞ。うん。

それから今週から練習し始めたブルーススケール。かなり粗野な感じではあるけれど、アドリブで使えることはできた。ブルーススケール連打のアドリブが初心者っぽくなるのは覚悟の上だ。だって初心者だもの。

練習と結果が噛み合っている。うん。

さて、本日はこれまで。明日、これからの課題を整理しよう。

2018年2月23日金曜日

いかに上手くなるか。練習せずに。


「ピアノを練習しないでジャズピアノが上手くなる方法はないか」というのが僕のピアノ・ライフの最も重要な課題だった。うーん。難問だ。解決できればノーベル賞ものだろう。

そんな人類の課題に、ようやく僕なりの結論が出た。

どうやら、ピアノを練習しないとジャズピアノは上手くならないらしい。うーん。残念(笑)


半分冗談。でも半分本気だった。

ピアノを触る時間が少ない中、いかに上達するかは大事な課題だからね。

仕事の合間にジャズの理論書を読んだり、ツーファイブを覚えてみたり、リードシートを五線紙に写してみたり、通勤電車でジャズ講義Youtubeを鑑賞したり。

理論系は実際にピアノを触らなくてもそれなりにイケるようだ。ロクリアン!とか言われて「えーと、Cメジャースケールのシドレミファソラシだよね。DロクリアンだったらEbメジャースケールのD開始ね。オーケー把握」と数秒かけて分かればいい。理論書は待ってくれる。Youtubeも巻き戻しできる。

だけど、いざアドリブの現場に行くとそれじゃ通用しない。やはり指に覚えこませないとコンマ1秒の世界じゃ使えないわけ。ツーファイブとか循環コードとかも同じで、ピアノを触らないとダメですね。いくら記号を覚えてもね。

あと有効なのはYoutube、Jazzピアノチュートリアルの鑑賞だと思う。ピアノが触れない状況でピアノを学ぶという、危機的状況に限定されるけど。以下、何度か鑑賞した動画ご紹介。

これはHave you met miss Jones?の解説Youtube。


これをみてアナライズパワーと、ブルーススケールのパワーが腑に落ちた。

それからブルース入門。


ゴキゲンである。この人の講義はちょいワルオヤジっぽくて楽しい。あ、このくらいなら目指せそうだ!という気がした。

英語の動画がほとんどだけど、ジャズ理論用語が多いからなんとか理解できて、それもまた楽しい。

ま、座学はピアノスケール練習に如かず、なんだけどね。

さあ、週末のレッスン、頑張るぞ!

2018年2月22日木曜日

酔っ払いミュージック


ジーン・ハリスってパパイヤ鈴木にそっくりですね。

おい君、そんなのは枝葉の話だよ。

一杯飲みながらYoutubeを眺めていたら(これがストレス解消になるんだな)、酔っ払いジーン・ハリスを発見。

オープニングからビール飲んで上機嫌で言い訳して、自分のジョークでガッハッハと笑っていて、これはどうなることやらと思ったら。


ちゃんと普通に演奏し終えた、というね。

テクニックのキレはないけれど、これくらい酔っ払ってても、弾けちゃうんだなあ。

見習わなければ。というか、こうありたいものだ。おっと明後日はレッスンだ。頑張らねば。(ヤバイ

2018年2月21日水曜日

皿洗いのちファンク


最近は仕事方面が落ち着いていて、夜7時前には帰宅できる。ま、一旦問題が起こると長時間拘束されるんだけどね。今日は平穏だ!となれば、逃げるように帰るわけ。

本日は若干早めに帰ることができて、6時半には家に着いた。よし。アドリブ・フレーズの練習でもしようかと思って家を見渡すと、台所に洗い物が山積みだ。これはイカンと食洗機に皿を突っ込んだり鍋を洗ったりして、ふぅっ・・などと一息ついて、焼酎を飲みながら mp3再生しつつSNSとかBLOGチェックし始める。当然、ピアノの練習までたどり着けないんだな。練習する気がすっかり失せたな。風呂入って寝よう。うん。見慣れた光景だね。

ああ、今日もやっぱりピアノの練習が足りないな。などと罪悪感に駆られつつ、ファンクの名盤でも聴こうか、などと調べてYoutubeを見てたらルー・ドナルドソンがね。


こんな(ファンク)のも出してたのか。この人。
ナベサダ、ジャッキー・マクリーンと同じ「チャーリー・パーカー」ラインと思ってたら。

ゆるい感じがいいね。パーカーを真剣に学んだサックス奏者なら、ジャズファンクなんか「え?こんなに緩くていいの?」みたいな感じかもね。戸惑いすら聞き取れる気がする。

僕のピアノもこの域に達したいもんだ。いや、決して不可能ではない、という気がするな。それは多分、僕が今、いい感じに酔っ払ってるからだ。だから本日は、これにて店仕舞いするほかはない!

2018年2月20日火曜日

ジーン・ハリスが当面のアイドルだ! ・・・ということで。


ジャズ好きの僕だけど、ジャズピアノのストライクゾーンは結構狭い。とはいえ「嫌いなピアノ」ってのはなくて、好きなピアノはとことん好きだ。

そんな僕のベストは、やっぱり何と言ってもキース・ジャレットだな。うん。人生で初めて心酔したアルバムがStandards Live!だもの。


(Youtubeでアルバム画像のMovieをリンクしてみた。アルバムとは別物だ。)

このアルバムを買った中学生の自分を褒めてやりたい。

あとはマッコイ・タイナーとかビル・バンスとかセロニアス・モンクとかが好きで、ジャズピアノに最近チャレンジし始めた僕にとっても、この面々はどうにも真似しようがないというか、とにかく別格なんだな。そりゃ彼らの演奏が楽譜に書いてあったら、練習すればいつかは弾けるさ。彼らのサウンドを即興で出そうと思っても、絶対に出せないってこと。

って一生懸命書くことでもないか。当たり前だよね。

特にアドリブに取り組んでいるとね。目標にすらならない。なりようがない。「よーし、パパ、ビル・エヴァンスみたいに弾いちゃうぞ!」って絶対無理なわけ。

じゃあ、どんなアドリブにチャレンジすればいいのよ。と思ってJazz本読みながらYoutube 彷徨っていたら、キタコレ!


ジーン・ハリスですよ。This is the func piano!! これだぜ!みたいな。

哲学的思索に耽りながら聴くピアノではないけれど、セッションで弾けたら盛り上がるに違いない。よし。僕のジャズレッスンのアイドル(の一人)は、ジーン・ハリスで決まり!なのだ!

2018年2月19日月曜日

そうは問屋が卸さない


先週からコードを叩きながらスケールを上行下降して練習しているけれども、アドリブできる気配がない。スケール練習って集中力が途切れるんだよなあ。機械的に鍵盤を叩くだけになってしまうね。

機械的にスケールを叩く反復練習って正義だとは思う。でも、朝の限られた時間に練習する自分としては、ぼーっと練習が終わってしまうと罪悪感がある。それに機械的に練習して指に覚えこませるには毎朝数十分程度の練習ではダメなのではないか。

どうしたらいいんだ、と仕事の休憩中に考えていたらふと先生の言葉を思い出した。
アドリブは声出して歌えるくらいでなきゃダメです。(管は除く)
ちょっとニュアンスが違う気がするな。補足すると「アドリブの次のステップに行きたいなら、声に出して歌うようにフレーズを弾きましょう(実際に歌うのが強く推奨(管は除く))」って感じかな。

スケール叩いてるとインサイドに並ぶ鍵盤は徐々に見えるようになるんだけど、それ適当に叩いてメロディになるかっていうと当然そんなことはないわけ。困ったな、ってアドリブ・フレーズ集を眺めても、それこそまさに付け刃で実戦では使えない。

ふふん♪みたいに気楽に歌えるようじゃないとアドリブじゃないんだろうな。と休憩時間に脳内で「ミス・ジョーンズ」のメロディフェイクをやろうとしたけど簡単じゃなかった。日暮れて道遠し。うん。またこの言葉を書いてしまった。これから何回でも書くんだろうな(笑)

2018年2月18日日曜日

The Amazing Bud Powell Vol.1


久しぶりにCDを買った。

まだまだ聴いてない名盤が沢山ある。80年代以降のアルバムにはまだまだ辿り着けない感だ。三十年くらい前で僕のジャズ知識は断絶していて、マルサリス兄弟は新星という感触が未だに残ってる(笑)。・・・って笑うとこじゃないな。むしろヤバいぜ(汗)

というわけで、最近は比較的新しいジャズも図書館で借りて聴くようにしている。最近聴いた中ではブラッド・メルドーが良かったかな。Go Go Penguinも良かった。

そんな僕が買ったのは、The Amazing Bud Powell Vol.1。


また時代が戻ったよ。しかも結構昔に。

のちのジャズピアニストたちに多大な影響を与えた、最高のビバップピアニストだ。

クレオパトラの夢など僕ですら何度も聞いた。

でも、どうなんだろう。

今の時代に、彼のファンがいるのだろうか。
って問題発言かな。

どう言ったらいいだろう。
ずらりと差し出されているジャズの名盤を、バイアス抜きでただつまみ食いしてると、バド・パウエルってそこまでの煌めきはないと思ってしまうんだ。(個人の感想です。)
どうしても「当時の名ピアニスト」の一群に埋もれてしまう。ビバップ以降のピアニスト(マッコイ、キース、ハービー、チック。モンクは別格)の印象が強烈だ。

これはやっぱりフェアじゃなくて、時系列で聴かないとダメなんだ。ということで「よし、バド・パウエルをちゃんと評価したいからエリントン、テイタム、カウントベイシーからちゃんと聴いていこう」なんて人はそうそういない。(うーん、どこかに居そうだ(笑))

僕はこれを「チャーリー・パーカー?完璧なナベサダみたいなもんだよね」現象と勝手に名付けている。天才的革新的スタイルが、後輩たちに吸収され、理論化されて広まり、一般化してしまうのだ。後から「何となく」振り返ってみると歴史は平板に見えるのだ。

そんな僕がどうしてバド・パウエルのアルバムを買ったかというと、実際にジャムセッションの課題曲でConfirmationをやった時に手も足も出なかった経験があったからだと思う。

ビバップのピアノって一体どうやって弾くんだ?

(参考:ナベサダのConfirmation)


超早いペースで流れるコード進行とリズムで、管楽器は確かにカッコいい soloが取れる。でもピアノは手も足も出ないじゃないか。と思い知った時に、やっぱりバド・パウエルは凄かったんだな、と実感できた。アウト感が少ないビバップスケールを、正確無比なリズムと驚異のスピードできっちりと埋めてくスタイルはビバップ・ピアノの到達点だ。やっぱりお手本にしなきゃいけないな、と。スピードの方は諦めてるけどね。

このアルバムを買ったからと言って彼のスタイルが身につくわけはないけれど(当たり前だ)、少なくとも地道にスケール練習する励みにはなる気がする。うん。ちゃんとバド・パウエル聴き込んで、インサイドなフレーズが流れるように弾けるように頑張って練習しよう。

2018年2月16日金曜日

「何だかんだ言って結局メジャースケールじゃん」問題


ドリアンとかフリジアンの話です。

ジャズ理論系の本を読んでいたら、以下のような文章があった。
アドリブの第一歩はメロディフェイク。
二歩目はメジャースケールゴリ押し※。
三歩目が、コードに紐づくスケールを駆使する方法で、これが一番遠回りだけど結局近道だ。
※「お気に入りのフレーズを事前に仕込む」だったかも

うーむ。なるほど。

三歩めは確かに難しい。トニックにはアイオニアン(これはOKだな)。セブンスならオルタードやミクソリディアン、ディミニッシュスケールもイケる。2度セブンスには・・・えーと何だ?酒を飲みなら書くブログにはちと荷が重いな。

例えばCのツーファイブ。

Dm G7 C△7

という流れで、うむ。DmはDドリアン、G7にはGミクソリディアン、Cはアイオニアンだな。って、オイ!結局全部Cのメジャースケールのインサイドやんけ!!というのがタイトルの問題提起で、でも、そうでもない気もする、ということを書こうとしたけれど、酔余アップデートするブログには余りに荷が重いので、本日は店じまい。

2018年2月15日木曜日

オルタードスケールが好き


1, #9, b9, 3, #11(b5), b13, b7 というほぼテンションだけで出来あがった「ひねくれ」スケールだ。例えばCのオルタードスケール。
なぜ「ひねくれ」かというと、ひねくれ者の僕が好きなスケールだからひねくれスケールなのだ。

上手い人がこのスケールを使うと、とてもカッコいい。いい感じの「アウト」で「Jazzy」あるいは「エキゾチック」な雰囲気がでる。

僕なんかが適当に弾いてしまうと、すっとぼけた感じになるのが悔しいけれど面白い。

そう。僕は「アウト」なアドリブが好きなんだ。どうして「枯葉」でこのメロディが出るんだ?みたいな。



ビル・エヴァンス。ソロの前半は基本Gマイナー(B♭メジャー)スケールで、テンションは(特に前半は)さほど使ってない。たまに出てくる印象深いテンションは11#(C#)で、これがめちゃくちゃ効くんだな。

全体にマイナー寄りではあるんだけど、強い調性は感じさせないのが不思議だ。僕なんかが枯葉を弾くと、あっという間に陳腐になってしまうのだが。(比べてはいけない)

後はキースジャレット。


彼くらいになって来ると、コード進行が理解できないからね。聴いてるだけでロストする(笑)いわんやメロディのスケールをや。まあ、聴いてて美しいからいいや。

それにしても、僕の問題は「インサイド」なアドリブが出来ないのに「アウトサイド」が好きで、技量も知識も足りないのにチャレンジしようとしてしまうことだな。うん。諦めろ自分。まずは「インサイド」だ。

2018年2月12日月曜日

スケール練習が大事だ。それからカメラのこと。


何年も使ってなかったNikonの古い一眼とレンズを売ってきた。ボディが2台、レンズが8本。どれも中古で買って、何年も経ってる。高価なものは買ってないから(せいぜい2、3万だ)買取価格も安かった。捨てるよりマシだと思って持って行ったのだ。臨時収入があっただけありがたい。・・・と思わなきゃ。

カメラって捨てられないよねー。レンズもボディも、中古ジャンクでもない限り1万円以上はする。それなりに検討して、お金の計算して、期待して買うものだからね。思い入れもたっぷりある。何年も使ってない、使う予定もないから、気合いで断捨離してきたけど、何だか寂しい気分が続いてる。使おうと思えば使えたんだよね・・・。

そういえば、父も20年以上前のフィルム一眼を未だに手放せないでいる。フィルムカメラだよ?デジタル持ってれば出番はないでしょう。現像に時間がかかるのは当然として、フィルム代+現像、デジタル化代でランニングコストが高いのが如何とも。

と思ってたら、最近そのフィルムカメラが人気らしくて驚いた。実際、今日僕は若いカップルが写ルンですを買っているのを目撃した。中古の単焦点コンパクトフィルムカメラも価格が高騰してるらしい。Fujiの業務用(?)カラーネガフィルムが品不足(!)状態みたいだ。若い人たちにとってはフィルムが新鮮なんだろうな。分かる気がする。撮影時の緊張感が違うし、フィルムをお店に預けて現像を待つというワクワク感もある。レトロな写りも味がある。フィルムだからこそ上手く写せた嬉しさはひとしおだ、というのはあるだろう。僕も昔持ってたコンパクトフィルムカメラが懐かしくなって、うっかり写ルンですを買いかけたのを、何とか踏みとどまった。(ホント)

とか文章を書いてて、何だかフィルムコンパクトカメラが欲しい気分が高まって来ちゃったな。でも今は価格が高いから見送りだ。うん。我慢、我慢。

カメラ話が長くなってしまった。

Jazzに戻ろう。何たってJazzはカメラよりお金がかからない(笑)

やっと、スケールが大事だと思えるようになりました。

セッションに参加した当初から先生がおっしゃってたんだよね。
スケール2オクターブを上昇と下降で練習して下さい。
って。頭では「そうか。スケールは大事なんだ」とその場は理解したし、ジャズ先輩にどういう練習しているのか聞いたら「えっと、スケール?」という返答を聞いたりもしてたし。

これまではコード進行を練習するのに精一杯だったんだよな。ようやくスケールの練習をする余裕ができた、ということだと思う。

コード進行を把握するためにはアナライズが必須で、アナライズすれば当てはまるスケールが見えてくる。スケールが見えると、アドリブを紡ぐのがとっても楽そうだ、と気がついて来たのだ。えーと、カメラ談義で力尽きたようなので、本日はここまで!

2018年2月11日日曜日

新たなるツーファイブ


「心が折れても頑張るぞ」とか「日暮れて道遠し」などとブログに書きながら、うん、やっぱり俺もまだまだだよな。勉強しなきゃ。と心するわけで「よし頑張ろう」とYoutubeでジャズレッスン動画見てたら、ふと気がついた。

そういえば、半年前だったら、こんな動画理解出来なかったし、見ようとも思わなかったな。

ツーファイブとか#11とかナントカスケールとか出て来た時点で諦めていた。(分からないというか、その域に達してない感があった)

今はYoutubeのJazzレッスンについて行ける。しかも、その価値も分る。

あれ?・・・
何だ。俺、進歩してるじゃん!

いつまでも同じ場所で足掻いてる気がする!抜け出せない!と思ってたら、いつの間にか周りの風景が変わっていたわけ。これって、知らぬ間に次のステージに来てたってことじゃん!

ブレークスルー。ってやつだ。ささやかだけど。

ささやかだけど、確実な進歩。まさに小確進だ。今僕が作った(パクった)。小確幸よりも手応えがあるぞ。

で、本日の学習。


2:42あたりから始まるルート抜きのツーファイブ。
コード記号のややこしさは無視してOK。かなり少ない運指で、カッコいいツーファイブが出来ている!

運指が少なくて規則的だから、12キーで練習するのも楽だ。日々の練習に取り入れよう。と思うんだけど、何だか遠回りしているのかな?という気がしないでもない(笑)

次の小確進は、どこだ?

岡本太郎のように


yuki-nakano-music-lab

えーと、僕は一応中級クラスに参加しているんだけど、中級者ではない。まだまだ初級者だ。全く謙遜ではない。残念ながら。

それが何で中級クラスに出られるかというと、yuki-nakano-music-labでは「何かができないと次のステップに上がれない」などという縛りがないから。
クラシックピアノのレッスンだとこうはいかない。「先生。バッハのインベンションはもう飽きた。ショパンのエチュードを弾かせてください」と言っても多分ダメだ(笑)

何で縛りがないか。これは先生が時々仰るんだけど
上手く弾けるようになってからセッションに参加しよう。と思ってたらいつまでも参加できないし、上手くもなりません。
ということかな、と思う。

そういう環境だとして、なんで初級者の僕が頑張って中級クラスに参加してみたか。
最初の動機は、初級クラスの曲を練習するのに飽きたから。ヒドイ理由だ(笑)飽きっぽい性格は子供の頃からで、これは一生治らないんじゃないかな。

まあ、動機は不純だったかもしれないけれど実際参加してみたらやっぱり大変。そしてやっぱり得るものが多い。

まず課題曲がどんどん変わるからコードを覚えるのが大変だ。大変だということは勉強しなきゃダメ、ということ。ツーファイブ、裏コード、転調、などと見よう見まねでアナライズに取り組む必要がある。

ジャズ理論も当然のように出てくるから、基本的な用語くらいは理解しておく必要がある。

ジャズの先輩の演奏を聴くことも出来る。これはすごく刺激になる。

自分が下手なことを思い知ることも出来る(笑)心は折れるんだけど、心が折れた自分に負けたらそれ以上発展はないからね。「まだまだ上手くなれるぞ!頑張れ!」と自分を励ますことだってできる。

そうそう。かの岡本太郎は40歳でスキーを始めて、いきなり上級者用コースにチャレンジして大転倒を繰り返しながら上手くなったというからね(参考ページ)。セッションで首の骨が折れる人はいない(笑)。心がちょっと折れたところで翌日には治ってる。だから岡本太郎になったつもりで僕もセッションを頑張ろう。ポキポキと心を折りながら!

2018年2月10日土曜日

yuki-nakano-music-lab 初参加!

(ベースが先生)

やっぱり効率的に学習するんだったら、個人レッスンを受けて宿題を貰って、家で毎日練習して、レッスン日、先生に仕上がり具合をチェックして貰って、また宿題貰って。というサイクルがベストなんだろうね。

でも僕の場合、恥ずかしながら、そういう学習スタイルは何度も挫折している。

楽器に関して言えば小学生、高校時代にピアノで二回挫折。いい大人になって学び始めたバイオリンも挫折した。子供時代の僕はとにかく飽きっぽくて何をやっても続かなかったし、大人になって頑張って続けてみたバイオリンは僕に向いてなかった。もちろん、完全に僕の問題だ。

未練がましくピアノだけは弾き続けて20年、折角だからちゃんと習いたいよな。とか思いながらも、これまでの経験でちゃんと習うことは諦めて、非効率な練習(気ままな遊び弾き)を続けていたわけ。

(haruさんの勉強楽譜)

そこでふと目に止まった、初心者OKのジャムセッションがあるという情報。(確か本屋でジャズ本を読んでたんだな)

調べてみると、

とりあえず音だそうぜ!

Fブルーズでファの連打?それでもいいじゃん!

って感じ?

面白そうだな。・・・ま、折角だし、とりあえず参加してみっか。

以来、すっかりハマっちゃった。技術も知識も全く足りないことを思い知って、這い上がったりまたズルズルと落ちたりしながら、今はこれは一生の趣味、そして目標になるぞ、という強い予感だけがある。(おかげで酒縁関係の方々と疎遠となってしまいちょっと残念ってのもあるんだけど)

話が長くなってしまったな。えーと、僕が最初に参加したジャムセッション教室の、ユーキ先生が始められたのが、music-lab です。

yuki-nakano-music-lab

『ジャムセッションから始めよう』。こういうレッスンってほとんどない。「ジャズピアノ教えます」「ジャズギター教えます」ってのは結構あるけれど「ジャムセッションを最初から教えます。しかも、ジャムの現場で」。実際、これは得難い環境だよね。

レベルが均衡した生徒さん同士で、うまい具合にセッションを組めれば都合がいい(セッションの体になる)けど。ドラム、ベース、ピアノ、ギター、木管、金管の初心者中級者をいい感じで集めるってどうなの?って話ですよ。そんなピンポイントで集客できるのか?しかも、集めたとして、ちゃんと指導できるのか?って。

ユーキ先生にはそれができるわけ。リズムセクション、バック、フロント、両者に指導できるからね。

というわけで、いきなり初級者中級者同士でジャムセッションに参加してるんですよ。いわば毎回が発表会。

先生に課題曲もらって、半年練習して〜、からの発表会じゃないよ。毎回が発表会。いやー、こんなレッスンないよね。僕には上達の早道に見えてしょうがない。


宿題も山ほど出る。先生が直接宿題を出すんじゃない。セッションに出ていると否応無く宿題が山積みになるんだ。

ジャズの先輩方のテクニックにも、すごく触発される。俺だって、あと2、3年頑張れば!ってね。

アドリブパートがボロボロで、自分の不甲斐なさに悔し涙を流さんばかりになった時でも大丈夫。先生のお決まりのセリフ。

「大丈夫。アドリブに失敗しても死なない。とりあえず、生きてますよ」

そうだね。うん。これからも頑張ろう。

そんな感じで、今日も生きてます。

(ちなみに先生の個人レッスンもあり(だったはず))

2018年2月7日水曜日

子供の頃に戻ってピアノレッスンを受けるとしたら


僕が子供に戻ったとしたら、どんなピアノレッスンを受けたかったか。
最近この妄想が捗るんだよね。

基礎練は枯葉のコード進行を12Keyだな。片手アンド両手をいろんなパターンで。次はFly me to the moon。次は?何だろうな。何でもいいけどシンプルなスタンダード曲のコード進行。子供時代の自分も飽きそうだな(笑)。でもハノンツェルニーバイエルよりマシだぞ。頑張るんだ。

指の強化練習はブギウギピアノ。それからロックンロールピアノだな。ノリノリで練習できそうだ。

他はスケール?あるいは定番フレーズの練習かな。

これだったら続けられたかもなあって思うね。やっぱハノンツェルニーバイエルは、いやーキツいっす。

それにしても、クラシック音楽の練習法以外ないのかな。他にシステマティックな練習法が確立してないんだろうなあ。クラシックの歴史に比べれは、ジャズの歴史なんて短いもんだ。でも、ジャズの理論を齧ってみると他にもピアノの教えようがあるだろう、って気がしてしまうんだ。こんな面白いもの、どうして教えないんだろうって。バッハから現代に至るクラシック音楽の進歩もそりゃ凄いけど、ブルーズからポストビバップへの進歩だって奇跡だよ。

楽譜通りに演奏するのも良し悪しだなって思う。バッハベートーベンモーツァルトショパンの傑作はそりゃ凄いと思うけど(こんなの弾けたらピアノ人生のゴールだ)、リードシート(コード進行とメロディ)だけ見てヨチヨチ即興でピアノソロが弾けるのも、それはそれでゴールだよ。

いろんな学習法があっていいと思うんだ。なんて賢しらに語りながら独学してるのは、多分、非効率的なんだけど(笑)

2018年2月6日火曜日

コード進行はドラマだ!


仕事の休憩時間にやることは決まってる。コードチェンジのアナライズだ。

やっぱりコードを覚えないと話にならないからね。

それに頭だけで楽しめる。タブレット?スマホ?どっちも要らない。紙と鉛筆?無くても大丈夫だね。集中力さえあればどこでもできる。それがアナライズだ。やったぜ。

以下はThere will never be another you のコードチェンジ(部分)。

参考youtube。コード進行が結構違って面白い)


これを思い浮かべながらアナライズするわけ。

え?これが思い浮かぶんやったら、アナライズする必要ないやん?とか思われそうだけど、全然すんなり思い浮かばないからね。コンマ1秒で思いつかないとね。

アナライズを繰り返して反芻することでコードチェンジが身につくのだ!!
・・・ってそりゃ一朝一夕には出来ないけどさ。

さて、早速アナライズに取り掛かってみよう。

最初の2小節。E♭だけで押し通してもいいみたいだけど、E♭Keyのダイアトニックコード I、II、III、Iってのも気持ちいいよね。

トニックのE♭から半音下に行ってDm7のは洒落たフェイント?、そこにG7が続くってことは、これはツーファイブ。Cに向かっているんだろ?と思えばやっぱりCm7に着地。

Cm7の次にB♭m7ということは、・・・
何だろうな。とりあえず、全音一個下に移動だよな(そのまんま)。

と思ったらE♭7が出て来て、おやおや。なるほど。A♭のツーファイブだったのか、と、A♭△7に着地してお見事。

そしたらFφ7のB♭7と来て、E♭トニック(E♭△7とE♭6)に着地。II♭φ7からのドミナントからのトニック?そういうのもあるのね。あはは(混乱)

次のFメジャー。これも分からないだけど、まあ面白い流れだから受け入れておいて、次にFm7が来たということは、ひょっとして?と思ったらやはり次がB♭7キター!(楽譜には乗ってないけど)次のE♭に展開するわけね!

とまあ、分からないなりに結構楽しめるんですよ。

コード アナライズしてみるとツーファイブのパワーが分かるよね。
ツーファイブが分かればコードチェンジが分かる!と言ったら大げさだけど、ツーファイブを体得すればコードを覚えるのに都合がいいのは間違いない。なんせ、三つのコードをバルクで把握出来るんだからね。

ああ。難しいや。頑張ろ。

2018年2月4日日曜日

ツーファイブの体得はまだまだ先のようだ


今宵は眠いので短目に。

昨日のセッションの反省点。色々あったけど一番気になったこと。

両手のツーファイブコード進行を12Keyで数週間練習してきたけれど、現場ですんなり出てこなかったんだ。それなりに時間を掛けたんだけどな。成果が感じられなかった。

素早く動くのはやっぱり左手だ。どうしてだろう。

左と右で、コードを分担して弾く難易度はかなり高いということかな。右脳と左脳のコラボが難しい?という仮説を立ててみよう。

だとすれば、とにかく弾き込むしかないのかもしれない。それならもう一つツーファイブのパターンを練習メニューに追加してみよう。1537、1573、1537、1536だ。

左手は1、5だから安定感がある。37、73の右手の響きは結構美しい。実践的なコードじゃないかな。ぜひ体得したいと思う。

40を超えて始めたJazzの課題は山積みで片付く気配はない。まさに「日暮れて道遠し」。いい言葉だね。日が暮れる中、できるだけ距離を稼ごうと必死で前に進む。野宿だって覚悟の上だ。生き延びれば再び朝日が見られるかもしれない。生きている限り、まだまだ希望は続くんだ。

2018年2月3日土曜日

セッション仲間と月一で


去年の夏あたりだったかな。初心者OKのジャムセッションを終えて、そこで知り合った人たちと池袋駅に向かっていたら、色々話しているうちに一緒にスタジオで練習しましょうよ!ということになった。

僕としても、初心者OKのジャムセッションでも結構レベルが高い気がしていたから、もう少し気楽に練習したいよな、という思いがあった。渡りに船という感じ。多分相手(ウッドベースのPさんとドラムのOさん)も同じ理由だったと思う。

以来、月一くらいで池袋のスタジオに集まってBag's groove、枯葉、Fly me to the moonなどを、雑談しながら粛々と練習している。最初はお互いぎこちなく練習していたど、今は、・・・
えーと、やっぱりぎこちなく練習してるな(笑)
そりゃそうだ。半年くらいじゃ、それほど上達しない。

それにしても、初心者同士で練習できるのはありがたい。

超初心者OKジャムセッション!と謳ってあっても、当の超初心者にとっては登竜門なんだ。せっかく参加が許された場所で、パフォーマンスが出ないとすごく悔しい。緊張もする。もう少し気楽に練習できたらな、と思ってしまう。

いざ。初心者同士で練習してみたら、意外とそれほど気楽にはできなかったのは、嬉しい誤算だったかな。独りで練習とは違ういい意味の緊張感があるんだ。初心者同士、お互い遠慮がないのはいいね。俺を踏み台にして上手くなってくれ!みたいな。踏み台と言っても、冷静に自分を観察することも、バッキングしてるだけで自分の課題を思い知ることも出来るし。

そんなセッション練習を終えて、心地よい疲労とともにビールを飲みながら。



村上春樹のJazz本を読む。充実した土曜だったな、って思いながら。

2018年2月2日金曜日

スムースジャズ、スムースファンクに癒される


いやあ疲れた。さあ帰ろうかって寸前に、仕事のトラブルに巻き込まれてね。待機&緊急会議。

まあ、人間らしい時間に帰れたけど。

今は遅めの夕食を終えて、焼酎をチビチビやりながらブログを書いてる。これぞ小確幸だね。

こんな時のBGMはGrover Washington, Jrで決まり。


高校の時に家にレコードがあったんだ。父親が知り合いから貰ったと言ってた。ナベサダのカリフォルニアシャワーも同じ理由で家にあったな。

久しぶりにYoutubeで聴いたら、ちゃんとカッコよくて安心した。そりゃ、ちょっと80年代の香りはするけれど、それもまた味だよ。そういえば、80年代ってそろそろ40年も前になるのか。気が引き締まるね。

Come Morningもいい。


LPが家にあったなあ。高校生の僕はこのアルバムが大好きだった。

Tom SottのライブLPもあった。これはやっぱり、今でもかなりカッコいい。


酒をチビチビやりながら聴くには最高なラインナップだね。

僕が好きなジャズピアニストは、キース・ジャレット、ビル・エヴァンスにセロニアス・モンク。ジャズの人から見たら「王道だね」かもしれないけれど、普通の人からすれば変態の可能性があるんだよな。

そんな僕だけど、こういうスムースジャズや、ノリノリのサックスは大好きなんだよね。ほんと、最高。

2018年2月1日木曜日

「全てのキーで練習しましょう」・・・それな!!


脳と体に負荷を掛けるのが練習だ。だから、楽な練習ってないんだよね。腕立て伏せだって腹筋だって、しんどいから値打ちがある。うん。

そう思ってジャズの学習本を読む。「このフレーズは12Key全てで練習しましょう」とかさりげなく書いてある。(またこれがしょっちゅう出てくるんだ)そうだ!やらねば。とやってみるわけ。

えーと、3625の循環コードね。OKOK。確かに大事だよ。12キーで練習しなきゃ。

キーがFだったら3度がAで6度がDか。2度は・・・あれ?なんだっけ?G?だな。マイナーね。5がCのセブンス。Aに戻る、と。・・・キーがB♭だったら3度がDで、6度がE♭。2度はCか。

ピアノ前にしてるとあっという間にムキーーってなるね。そしてイジける。どうせ俺は下手だよ。ひっそりとテキストを閉じる。負荷の低い遊び弾きに戻ってしまうわけ。なかなか上達しないパターンだな。

「12キーでの練習」

これぞ初学者の鬼門だ。今通ってる初心者ジャムセッションの先生も「枯葉とFly Me To The Moonは12Keyで練習するのがよいですね」などとおっしゃる。若干心が折れるポイントだよね。

と、これまで悩みながらもなるべく避けていた「12キーでの練習」。

最近は「もう無視できないかな」と感じて来た。

やっぱり、どう考えても、12キーで弾けるスキルは必要だ。ええ、認めますよ。もう目を背けません。

特にツーファイブ。ツーファイブをコンマ1秒で叩き出す!

Aのツーファイブ!そう!! Bm7 E7 A△7!!

って今、3秒ほど考えた(笑)ほとんど2小節が過ぎた。アドリブ中だと手遅れだね(笑)

コンマ1秒の世界だから


例えば、割と緩やかに流れるスウィングジャズのテンポがメトロノームの120くらいかな。120の単位はBPM(Beat Per Minutes)で分あたりの拍数。120 bpmだと1拍が0.5秒になるね。

ということは、4拍 = 4ビートの1小節が2秒になる。
ということは、2小節で4秒。

実際にはセッションのテンポって走りがちだから、まず4秒未満で走ってるね。

この2小節=4秒の間にツーファイブが進行する。
すなわち、この4秒間でツーファイブを意識したアドリブする必要があるわけ。

ということは、アドリブする判断に1秒の猶予もない。コンマ1秒がギリ。
 
これってもはや「宇宙刑事ギャバン」の世界だ!蒸着!!

ジャズの先輩方がコード進行とメロディが書かれた楽譜(リード・シート)見ながらジャムセッションに参加しているのを見ると、すげーなーと思う。コンマ何秒の間に、楽譜を見て、それからアドリブ構成してるんだから。

僕にはとても無理だ。まずはとにかくコードを覚えなきゃ。そう思って練習している。

コードを覚えてしまえば、コンピング(伴奏)が随分楽になる。
それからアドリブで弾くべきスケールも見えてくる。

コードの覚え方にもコツがあることは頭でじわじわと理解し始めてるんだけど、まだ体がついてこない。鍵はツーファイブのはずだ。蒸着!!なのだ!

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